トルソー型のラブドールといえば、手足がない分コンパクトで取り扱いがしやすいというメリットがありますが、逆に足がないのでドールを直立状態で維持させる事ができないというデメリットもあります。
そうなってくると保管の際には、骨格のない柔らかいシリコンやTPEの部分が圧迫されてしまう様な状態になり、変形や形崩れのリスクが高まってしまいます。
そこで今回は、実際に我が家でのトルソー型のラブドールの保管方法についてご紹介いたします。
我が家でのトルソー型のラブドールの保管方法
それでは早速、我が家でのトルソー型のラブドールの保管方法をご紹介しようと思います。
我が家の場合は、ほとんど何の対策も行わずにそのまま寝転ばせているだけというシンプルな方法なのです^^
具体的な方法
もう少し具体的にご説明しますと、まずトルソードール購入時に梱包されていた段ボールの上に寝かせています。
一応強化段ボールで硬度は高いですが、それでもフローリングの上よりも少しは柔らかい素材ですので、少しはクッション性能があると思われます。
そしてドールを段ボールの上に直接寝かせてしまうとオイルブリードでダンボールにシミが出来てしまいますので、その間に購入時にドールを包んでいた毛布を敷きます。
こうする事でオイルブリード移りを緩和する事が出来ますし、クッション性も更に向上します。
1週間そのままでも大丈夫だった
結果、その状態のまま1週間ほど放置してみたところ、何と一番圧力がかかるであろうお尻部分に形崩れなどの変化は現れなかったのです!
ちなみに、洗浄のために風呂場で洗い、その後バスタブの蓋の上に4日間ほど放置していた時もありましたが、その際には一時的にお尻に蓋の型がついてしまいましたが、これも1日で無くなりましたので案外そこまで気にする必要はないのかも知れませんね(汗)
もちろん、室内温度やシリコン or TPEの劣化具合、放置期間など様々な要因によって形崩れなどへの影響具合も変動するでしょうから、「100%」という言葉を使えないのがもどかしいですけどね。。。
トルソーラブドール保管の注意点
上記で我が家でのトルソー型のラブドールの保管方法をご紹介しましたが、これを踏まえて私が考えている注意点についてもシェアしておきたいと思います。
うつ伏せ状態での保管は危険
前述で「トルソー型のラブドールの保管はそこまで気を使わなくても大丈夫かも」と記載していますが、だからと言ってどんな状態でも大丈夫という訳ではありません。
自分でもどういう体勢が一番安全そうか確認している際に、これは絶対ヤバい!という保管方法も見つけました。
それはうつ伏せ状態での保管です。
この写真が実際にうつ伏せ状態にしたトルソードールの様子なのですが、胸部が完全に潰れてしまっている状態にあります。
もちろん、少しの間であればうつ伏せ状態で胸部が潰れていても変形することはないでしょうが、この状態のまま放置してしまったら確実に平面に広がったおっぱいになってしまうことでしょう。
特に胸部が中空仕様の場合であれば、中身がぎっしり詰まっているタイプの胸部よりも確実に強度も下がるでしょうから、この体勢での保管は絶対に避けたいところです。
立てかける保管もNG?
次に、壁にもたれさせる様にして立てかけて保管するという方法についても、少しリスクがあるかと感じました。
というのも、寝かせた状態での保管の場合はドールの体重は両サイドのお尻の2点に加えて、両肩と場合によっては頭も含めた計4~5つの支点に分散させる事ができています。
が、これを立てかけて保管するという場合には、支点が一気に2点に減ってしまうのでお尻だけで全体重を支え続けなければいけない状況になります。
厳密には、壁に当たっている肩部分で若干の体重分散はできていますが、それでも体重がかかる割合的には9割以上お尻にかかる事になりますので、寝かせる時よりも遥かにリスクが高まってしまうのです。
もちろん、この方法で実際に検証したわけではありませんので言い切る事はできませんが、少なくとも寝かせた体勢での保管よりは形崩れのリスクが高まってしまう事は確実でしょう。
トルソーラブドールの最も安全な保管方法
最後に、私が知る中でトルソー型ラブドールの最も安全な保管方法についてもご紹介して終わろうと思います。
その方法は2通りあり、少し手間ですが簡単にできる方法で、もう一つはなかなか敷居の高い方法となっています。
購入時の状態での保管
まず一つ目の少しの手間でできる保管方法としては、購入時と同じ状態で保管するという方法です。
これは何も「段ボールに詰める」という意味合いの方法ではなく、なるべくドールの体全体に体重を分散させるというものです。
具体的には、多くの場合は購入時にはドールは仰向けで入っているかと思いますが、ドールの腰あたりに少し大きめのクッション素材が敷かれています。
メーカーによっては無い場合もあります。
また、このクッション素材を腰のあたりに敷く事で、前述でもご紹介した体重を支える支点に腰部分も加える事ができるのです。
ドールのほとんどはグラマラス体型になっており、どうしても大きなヒップに負荷が集中しがちになりますが、このクッションを敷く事でお尻にかかる体重の割合を軽減することもできるのです。
なので、まとめると段ボールの上に毛布にくるんだ状態で、更に腰にクッションを敷くことでかなり安定・安心の保管が可能となるのです。
吊り下げる
2つ目の方法が、ぶっちゃけ一番安全な方法ではあるのですが、この方法を実践するには2つの条件が必要になります。
一つは、ドールの頭頂部に金具で吊り下げる用の穴が空いているという事です。
そして2つ目の条件は、ドールの重さに耐えられる吊り下げポールを用意できるという事です。
言うなれば、ラブドールの生産工場で乾燥やパウダーをまぶす工程に見かけるぶら下げた状態で保管するという方法です。
この方法であれば、シリコン or TPE素材に負荷がかかる場所は一つもなく、その全体重は骨格部分が支えてくれる様になるのです。
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